2016年5月31日火曜日

”真田丸×リーガルハイ!”になりそうな、沼田城をめぐる裁判シーンはどうなるの?

 先日の日曜日のNHK大河ドラマ真田丸、第21回放送は


「戦端」


ということで、沼田城の領有権を巡って、北条氏と真田氏が争う・・・しかし、それは秀吉の前で裁判をして!


という展開でした(^^



 沼田城が誰の正当な持ち物か、という点はたしかにややこしくて、ある時期まではたしかに北条氏が制圧していましたが、真田パパは「北条氏に従います〜」というフリをしている間に沼田を手にいれて、その後、



そのまま上杉へついてしまう!




という無茶をやったので、揉めたのです。ああ、やっぱり草刈パパが悪いのね!(笑)




 それはともかく、領有権が揉めてしまった以上は、秀吉が仲裁して・・・という流れになっているわけですが、いよいよ次回は、




戦国版リーガルハイ!



が開催される模様!




  
 ・・・このお話。結論から言うと、さらに揉めます(苦笑)



 秀吉の裁定は、沼田は北条方のものとして、沼田城代に 猪俣邦憲を入れるのですが、ところが、この猪俣氏、勢い余って沼田の支城だった


名胡桃城



まで攻めてしまったので、この城は真田のもんじゃい!と話がややこしくなります。




 なんと、これが引き金になって、かの有名な「小田原征伐」がはじまってしまい!さらには



のぼうの城



で、野村萬斎が踊りだすハメになるとは、誰も想像がつきません(^^;


(忍城は小田原の支城でしたので)








 さて、というわけで。

 この場面、「加沢記」ではどうなってるかを見てみます。


テキスト打ち直すのめんどくさいので、近代デジタルライブラリーより該当画面をパチッとな。


出典 近代デジタルライブラリー「加沢記」
 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1020961


 コマ68

「秀吉公御扱を以って、北条殿と昌幸公和談 付所々城代の事」




eine的に要約しまーす。


「北条殿が上洛しないので秀吉は、不審に思って、『いてもうたろうか、われ』と思っていたのだが、家康がいろいろと根回ししたので、北条氏照が上洛した。

でも、細かい領地の境目とかそんな話があるので、北条の老家臣である(板部岡)江雪斎が上洛して、 いろいろごにゃごにゃ言った。」


「そこで、秀吉は実況検分役を使わしたところ、大泉源三郎信幸とか、矢沢のおっちゃん(”沼田は渡さん”とずっと言ってるおじさん)とか 、出浦☆進とか(かっこいい!)が飲み食いさせて、領地をどこそこで区切ることがまあ、決まった」


「ようするに、名胡桃城から3分の1は、真田領、それ以外の3分の2は北条領、ということで両者は和睦したので、秀吉の使いは帰った」


「それから、誰をどこに配置するか、いろいろ采配したよ」



というお話。




 あれ?!



 源次郎のリーガルハイは!!!!



 えーっと、三谷さんの脚本が、日曜日にどうなるかはさておき、加沢記的には、




 頑張ったのは、大泉お兄ちゃんと、矢沢のおっちゃんと、出浦さん



みたいです。 あれれ?!

 

 

2016年5月6日金曜日

【名所】 明石城へ行ってきました! 櫓公開で大興奮!

 こんにちは


 GWは、遠出しようかと迷ったのですが、あえての姫路城ではなく、ちょびっとマイナーな明石城に行ってきました!



 明石城は、明石駅からすぐ歩いていけるし、公園にもなっているので遊びに行くにはもってこいですが、「お城」としては、天守がなく、いわゆる見どころが少なそうなので、城郭好きさんには物足りないかもしれません。



 でも!



 今回のGWでは、櫓の中が公開されていたりして、かなり楽しめました。






 こちらは坤(ひつじさる)櫓。






 赤い格子が見えますか?!



 こちらの面は、千鳥破風と唐破風が合体したような構成になっています。




 なんでも、この櫓凝った造りになっているのは「伏見桃山城」からの移築だからだそうです。


 なので、「秀吉」が好んだデザインになっているのだとか(^^





 






 さて、やぐらの上部には上がれなかったのですが、内部が特別に公開されていて、いろいろな資料を見ることができました!







 

 特に、古瓦が多数展示されていて、元城主の小笠原氏の「三階菱」の家紋が入った鬼瓦などを堪能(^^


 実はこの坤櫓、明石城では天守が作られなかったので、ほぼ天守の代わりとして用いられていたようです。



 なので、デザインや格式がちょっと頑張ってる感があるのかもしれません。








 一方、こちらは現存する櫓のもうひとつのほう「巽櫓」です。やっぱり坤櫓よりかは、格式が下というか、ちょっとだけチャちい感じが(^^;;



 その代わり、この付近には展望台があって、明石駅方面を見渡すことができます。



 歴史好きとしては、復元された塀の造りが気になって、思わずパチリ。


 


 しっくいの塗り固め具合が、かの姫路城の復元工事を思い起こさせます!!


 (景色より、しっくい?!)


 

 というわけで、明石城は、天守こそないものの、城郭や城壁はなかなか味わい深いので、ぜひ姫路城と比べながら訪れてみてくださいね〜。