前回は、兵庫県加東市の「播州清水寺」へお参りしてきましたが、おなじ「法道仙人」が開基の謎のお寺へ潜入してきました!
その謎のお寺、まずは山門から本堂を覗いた姿がこれ。
えらくアップになっていますが、遠景からの写真が撮れないのです!(><;
なぜなら、わたしの背後はすぐ崖のような急階段で、階段を登りきったところにお寺の門があるからです。ひぃー。
行ったお寺は、おなじく兵庫県は加東市の「朝光寺」というお寺です。
こちらは本堂の写真。
初詣には、こちらのお寺にもたくさんの方がお参りされるようですが、さすがに少し時期がずれると人っ子ひとりおられません(^^;
がらーん、って感じ。
というわけで、例によってお寺データを!
■ 鹿野山 朝光寺
■ 兵庫県加東市畑609
■ 高野山真言宗
■ 開基は法道仙人 651年
■ 国宝の本堂は応永20年(1413年)に建立。
■ 鐘楼は国の重要文化財
■ 本尊は十一面千手観音
やっぱりこちらも播州清水寺とおなじく謎のインドの仙人「法道仙人」が開基です。
だいたい兵庫県の山の中にあるお寺は、法道さんが開基(^^
さて、こちらが国の重要文化財になっている鐘楼(鐘つき堂)です!
なかなかスマートでかっこいいです。
もうひとつ、二重塔ならぬ「多宝塔」が建っていて、こちらは県の指定文化財になっているそうです。
お寺にある「仏塔」といえば、一般的には「五重塔」とか「三重塔」が有名ですが、この「多宝塔」の形式も由緒正しき仏塔です。
違いはどこか?
多宝塔さんは、一階部分が四角くなっていて、二階部分が円形にまるーくなっているのが特徴です。
そしてまた、屋根は四角くなっています。
この形式を「多宝塔」と呼ぶのだそうです。
一方、三重の塔とか五重の塔は、全部四角です。丸い階層がないのです。
個人的には、東南アジアに残る「ストゥーパ」(本来の仏塔)のデザインである円形っぽさを残している多宝塔のほうが、好きな感じです。
みなさまはいかがでせうか?
さて、この朝光寺、現在は誰もいません。がらーんとしています。管理なさっているのは、本来はこのお寺の院坊であった「吉祥院」さん(少し離れた場所にあります)が寺務所をお勤めのようですが、本堂周辺は無人状態。
でも、御堂に靴を脱いで上がれるので、ほぼ無音の堂内で精神統一をするのには持って来いの穴場だと思います。
かなり荘厳な気持ちになれますよ!!!
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